サーカディアンリズムとは何か
編著:京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科 デザイン経営工学
専攻 生理環境工学研究室
監修:小山 恵美 (ひとリズム研究会 研究部門)
サーカディアンリズムとQOL向上
- QOLと生活リズム
- 1日の生活リズムという視点で健康やQOL(生活の質)の向上を図ることが必要です。
- 時間生物学的生活習慣マネジメント
の必要性 - 生活リズムの研究成果を応用し、自分のライフスタイルに合った解決方法を見つけましょう。
時間生物学って?
- 時間生物学
(chronobiology) - 「時間生物学」は、生物のリズム現象を解析し、その機構や適応機能を研究する学問です。
- サーカ○○リズム
(概リズム、circa- rhythm) - 自然の環境サイクルに似た周期の生物リズムを「サーカ○○リズム(概リズム)」と呼びます。
- サーカディアンリズム
(circadian rhythm) - ほとんどの生物の生理機能や行動に、約24時間周期の「サーカディアンリズム」がみられます。
- 生物時計(生体時計、体内時計)
(biological clock) - サーカ○○リズムの中枢。多くは、サーカディアンリズムの中枢となる時計機構を意味します。
- ヒトのリズムの特徴
- ヒトでは、生理機能や身体的・精神的活動のリズム相互の時間的関係が重要です。
- サーカディアンリズムに関わる遺伝子
- 生物の体内で自律的に時計機構が働くために、さまざまな遺伝子が関わっています。
生活習慣との関係は?
生活習慣とリズム
- 日本人の生活とリズム
- 最近数十年間に日本人の生活リズムが激変、夜型化・睡眠時間減少・運動不足が問題点となっています。
- 体の中のさまざまなリズム
- 睡眠-覚醒や体温のリズムを代表として、自律神経・ホルモン・内臓の働きなど多くのリズムに相互関係があります。
- 睡眠と覚醒のリズム(活動と休息のリズム)
- ヒトでは昼活動-夜休息に適した体内のリズムを持ち、睡眠と覚醒とは互いに影響を与えながら循環しています。
- ヒトのリズムの異常
- 生物時計の機能が適正でないことによって社会生活に支障が生じる状態が「睡眠-覚醒リズム異常」です。
- 時差ぼけと交替勤務
- 生物時計の機能は正常でも、社会的要因や生活行動によって生じるリズムの不調として、時差ぼけと交替勤務に伴う睡眠障害があります。
- 食事とリズム
- 規則正しい食事はサーカディアンリズムの同調因子になるとともに、朝昼晩の時間帯に応じた役割があります。
- 運動とリズム
- 目的によって運動の種類が違うように、より効果的な時間帯に運動を実施することが大切です。
生活環境とリズム
- 光とリズム
- 目から入った光は、生物時計の調節作用や覚醒方向の生理的作用を脳にもたらします。
- 続・光とリズム
- 光の物理的な特性、特に、光の波長と目に入る量とが、非視覚的生理作用の大きさに影響を与えます。
- 昼の生活環境とリズム
- 昼の生活環境は、昼間の心身の状態だけでなく、夜間の睡眠や疲労回復にも影響を与え、サーカディアンリズムのメリハリを左右します。
- 夜の生活環境とリズム
- 夜の生活環境もサーカディアンリズムのメリハリに影響します。覚醒方向の刺激を必要以上に与えないことが大切です。
- 24時間社会とヒトのリズム
- 現代の24時間社会では、日常的な生活習慣マネジメントの基本として、同調因子の強化を考える必要があります。
